転職を考え始めたらまずすること

Step1 まずは自分の棚卸から

就活でよく使われる「自己分析」という言葉。
自分を客観的に見ることはとても難しいので、若い学生さんは自己分析のループに入って迷走することも珍しくありません。私は大きく二つの軸で考えることをお勧めしています

過去を振り返って整理する

ほぼ初対面の人に自分を説明するのは準備無しでは難しい作業です。

講師業やプレゼンになれている方なら自分の経歴をすらすら言えるかもしれませんが、ほとんどの方が自分より商品をPRしたり、事業内容の説明はしても自分の説明をしたことはあまりないのではないでしょうか?

職歴を第三者に分かるよう整理

経験から身に着けたスキルや能力をどう伝えればわかってもらえるか整理

同じプロジェクトでも自分が大事にしたことや価値観などどう表現して人柄をわかってもらえるか整理

これらのポイントとして、大変だったことにフォーカスしすぎて愚痴っぽくなったり、他人の話ばかりしない様に前向きに伝えることが大切です。
会社にメリットがある存在としてPRの仕方を考えましょう

未来のWANTSを整理する

まだ実現していない未来の事でこうなったらよいなというリストを作ってみましょう

年収でもよいし、待遇、勤務地や環境。重要なのはキャリアパスがどうなるか?ではないでしょうか。将来、5年後、10年後を想像した時にどうなっていたいかを書いてみましょう

現在の職業に不満があるからとにかく転職したいという理由はあまりオススメできません。明確な希望がとにかく辞めたいということだと先に出た内定に飛びつきやすく条件など吟味せず転職して結局転職先でも不満がつのるという可能性があります。

転職のタイミング

今の会社である程度実績を作ったな。次の会社ではこれをやったと言える!というキャリアを創れた場合はキャリアアップのチャンスでしょう。

役職を得てから転職しても、同じ管理職採用がのぞめる場合があります。

収入面でキャリアアップをしたい場合は自分のスキルを活かしつつ稼げる業界へスライドすると同じスキルでも給与がアップしやすいです。景気がいい業界、発展している業界、平均年収が今より高い業界などで、同じスキルがいかせそうな職種を探すと条件が良くなる可能性があります。

転職するか決断がつかない

いくら悩んでもじっとしたままだと答えはでません。そのままずるずる時間がたってしまうでしょう。もし転職がよぎったら、1週間ぐらい真剣に情報収集をして悩んでみましょう。

それで結論が出ない場合はすでに一人で悩んでいても結論がでない状態です。

エージェントにあって、今の自分の市場価値を確かめたり、どんな求人があるのかチャンスはどのぐらいあるのか実際に行動に移してから決断しましょう。

ミドルエイジで転職をおすすめする人

今後やりたい事と転職に整合性がある

転職先でやりたいことが出来そうならば転職をおすすめします。転職で現職の課題や負の部分が本当に解決するのかは冷静に見極める必要があります。これはなかなか自力では難しい部分です。転職エージェントなどをうまく使いながら、自分の実力や市場価値を判断した上で実現性を見極めましょう

現職企業に将来性がない

自分自身はチャレンジ精神旺盛で意欲的であるにも関わらず、これ以上のキャリアアップが到底望めない。もしくは企業自体にその力がないのであれば転職を考えるべきでしょう。ポジションの空き具合は企業によってさまざま。キャリアアップを目指すなら現実的なことに目を向けましょう。なんとなく今の地位が捨てがたいという事であれば残った方が賢明です

人間関係の改善が見込めない

ずっと付き合っていかなくてはいけない社内の人との人間関係がこれ以上耐えられない、また改善していく見込みがない場合は転職を考えたほうが良いでしょう。ただ他の会社でも人間関係はついて回るので、自身が過剰に反応していないかなどは冷静に見極める必要があります。負の理由で転職した場合はとにかく現状を変えたい一心で未来のビジョンが描きにくくなるため転職先でも同じようなことで悩まされる可能性もあります。

迷ったときは一人で悩まず!けれど最終決断は自分自身で!